避妊に失敗したらアイピルを!

避妊の方法としては、世界中でもさまざまなものが見られますが、全国的な調査によれば、日本では男性がゴムを付けることにより行うというのが、全体の7割から8割程度と大多数を占めています。しかし、この方法では性行為の途中でゴムがずれ落ちてしまったり、劣化したものを使ったために破れてしまったりと、ささいなことで避妊に失敗してしまう可能性も高いといえます。
このように避妊に失敗してしまった場合、放置すればそのまま妊娠してしまうことになりかねませんが、経済的な理由など、さまざまな事情で何としても妊娠は阻止したいという場合もあります。こうしたときに役立つのが、緊急避妊薬であるアイピルのような製品です。
この種のピルはモーニングアフターピルとも呼ばれていますが、普通の計画的避妊に用いるようなピルとは違って、避妊に失敗した後で1回だけ飲めばよいものとされています。このアイピルには、女性ホルモンと同様の作用をもつ物質が含まれており、排卵や子宮内での着床の防止などの効果がありますので、結果として望まない妊娠を阻止するといったことが可能となります。
ただし、アイピルには性行為後72時間以内に飲まなければならないという有効期限が設定されています。これは、受精卵が卵管を通って子宮に到達して着床し、妊娠が成立するまでに必要な日数をふまえてのことです。製造メーカーで行った臨床試験によれば、性行為後24時間以内にこのアイピルを飲むことができた場合、避妊成功率は95パーセントになるいっぽう、タイムリミットである72時間後では、大幅に減って58パーセントとされていますので、できるだけ早く飲むということが必要になってきます。